ジュースや果物が入った冷蔵庫

コンテナハウスの設備として不要だと判断したもの

コンテナハウスの小屋を作るにあたり、最初は導入を検討していたけれども結局やめたもののご紹介です。

あくまでこれは、うちの「大人の秘密基地」の場合であり、用途によってはこれらがないと困ることもあると思いますので、適宜ご判断ください。

浄化槽はいらない

散々悩んだのがコレ。いわゆる住宅の場合は、下水道もしくは浄化槽というものは完備されているのが普通ですよね。

だからという訳ではないですが、トイレを設置するとなれば、浄化槽が必要ではないかと考えた訳です。

が、結論から言いますと、浄化槽は不要でした。

当時は何も知らずに調べていったところ、浄化槽って設置するのに80万円とか必要じゃないですか!

それ、20万そこそこのコンテナ本体の価格の何倍もするなんて…。

これを知った私はすっかり落胆して、一旦はコンテナハウスの設置さえも諦めようかと思いました。

でもよく考えたら、そもそも「人類のうんこをひとつ処理するのに80万は高過ぎいやろ!」と。

そして、極端な話、糞尿を水洗便所に流す生き物は人類だけですよね。

野生動物の糞は、自然界に放置しておいてもやがて微生物が分解してくれて、土に還ります。

そこで、分解する方法を取るトイレについて調べた結果、たどり着いたのがコンポストトイレです。

コンポストトイレのメリット・デメリットについてはこちらの記事で紹介しています。

上水道もいらない

浄化槽はいらないことにしたけど、じゃあ水道はどうする?

これは割と早い決断を下しました。上水道も必要ありません

うちの秘密基地は自宅から程近く、コンテナにはキッチンを設置したりもしないため、水が必要な場面は手を洗うだけです。

それくらいの水、アウトドアや災害用の水タンクをカートに乗せれば運べるだろうと。

実際に、水を運ぶという方法で2年間は過ごしました。

秘密基地で過ごす分にはそれで何も問題がなかったですが、畑をやりはじめて、水やり用の水を運搬するのは相当大変で、2020年の夏は、それが原因で作物がいくつか枯れてしまいました。

そんな訳でその後、井戸ポンプを購入して活用しています。

そのまま飲水としては使えませんが、畑の水やりには重宝しています。井戸ポンプ、最強です。

井戸ポンプについても、また追々書きたいと思います。

冷蔵庫もいらない

冷蔵庫も小型の冷蔵庫を置くことをもともと考えており、Amazonで散々調べましたが、結論としては導入しなくてよかったと思っています。

毎日何時間も過ごす訳ではない場所に冷蔵庫を置くのは、まず電気の無駄遣いであると同時に、狭い場所が無駄に狭くする要因にもなります

代わりに学んだことは、魔法瓶はすごいということ!

冗談抜きで、これほどすばらしい「携帯冷蔵庫」ないですよ。本当に。保温できる水筒はいろいろと持っていますが、タイガーの魔法瓶が温度を維持するスペックが高いです。

オススメの携帯冷蔵庫こと保温/保冷水筒

友人などが来る際に、大容量のお茶などを用意しておく際には、この水筒の2リットルの方のものを使用しています。

見た目がイカつ過ぎるという場合は、これは卓上に置いても馴染むので良いです。これより古いバージョンを私は愛用しています。

自分がちょっと使う際には、シンプルで保温力の高いこれを使っています。色違いを2本所有。かなり愛用しています。

缶ビールなどを冷やしておきたいならクーラーボックス

もしも友人が複数人で遊びに来たりすることがあって、冷やした缶ビールなどを飲みたい場合はクーラーボックスを使用しています

コロ付きのものが圧倒的に便利です。というか、コロがないと重くて持てません。

選ぶ際には一緒に使う人の人数と飲む量を考慮する必要があります。大人数で遊ばないのであれば、これくらいのサイズで十分ではないかと思います。私は40リットル以上のものを持っていますが、ちょっとデカ過ぎました…。

大量に入らなくても良い、または長時間の保冷が不要な場合は、保冷バッグ+大きめの保冷剤数個で十分です。数時間は冷たさをキープできます。また、これなら普段の買い物にも活用できそうですね。

その他、小屋の中に導入してよかったもの

厳選した結果、「これは良い!」と思って私が導入したものをご紹介します。

ウォータータンク

iglooのウォータータンク飲水用ではなくて、手洗い用です。見た目とサイズが気に入ったのと、ただ手を洗うための水を溜めるだけなので複雑な仕組みは不要だったので、これを選びました。カッコいいウォータータンクが7,000円以上するのに対して、この商品はギリギリ3,000円台(税抜)で購入できるため、価格面もお手頃です。

人工芝

大人の秘密基地のテーブルにピアニカが置かれている様子床に、1メートル幅のものを二列人工芝を敷いています。この人工芝は、ハサミで切ることが可能なので、好きなサイズや形にカットして、家具や部屋の角の形状に合わせて自在に敷き詰めることができます。

高密度で、裸足で歩いてもフカフカしていて適度な刺激もあり気持ちがいいです。

正直なところ、はじめは人工芝のカスがプラごみとして発生するのは嫌だなと思って悩みましたが、最初に徹底的にカスを取り除けば後は問題なく使えています。
また、逆に完全な人工物にしたことで、虫やダニの温床にはなっていないのではないかと思います。
導入してしばらくは少々人工的なニオイ(接着剤?)が気になりますが、3日〜1週間程度で消えて、まったく気にならなくなりました。

まとめ

計画を開始したときは、ついつい「いつもの暮らし」と同じように考えてしまい、水洗トイレや冷蔵庫などがあることが大前提になってしまっていました。

が、実際にそろばんを弾きはじめ、さらには完成してこの場を使い始めてから、その考えが間違いであったことに気づきました。

人が生きるのに必要なものはそれほどないなと

秘密基地を作ったことで、身をもってそれを体感しています。

一方で、温暖化が進む今日この頃は、暑さ対策は抜かりなくやる必要があります。

極端な話、物をあたためたければ火を起こせば良いのですが、冷やすのは非常に難しいく、相当専門的な知識がないと熱いものを無理矢理冷たくすることはできないことを思い知らされました。

かなりいろんなことを考えましたが、無理!コンテナハウスにエアコンは必須です。

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>秘密基地の畑で自給自足

秘密基地の畑で自給自足

2018年秋から、大人の秘密基地がある耕作放棄地を開墾し、2019年春より畑をはじめました。現在、大小合わせて14本の畝があり、年間を通じてお米以外の野菜の自給自足を目指しています。

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